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ARCHIVES2020.11.30

団体調査アンケート

目的

支援の対象となる活動団体の把握と分類

 地域課題解決に取り組んでいる団体にはどんな団体があるのか、どんな課題に取り組んでいるのか、どんな人たちなのかをまず把握する必要があると考えました。

手法

アンケート用紙の送付及びグーグルフォームによる入力のいずれかで回答してもらう

[アンケート実施期間]2021年1月24日〜2月14日
[アンケート対象]
①熊本県地域振興課で把握しているくまもと火の国未来づくりネットワーク会員
②各地域振興局及び各市町村担当者を通じて依頼した団体個人
③従来の地域づくりに限定せずに地域課題解決に取り組んでいる団体・個人手法

回答状況

アンケート結果

1.正会員数のヒストグラム

⇒:結果から読み取れる内容 →:考察、解説

⇒10人以下、及び、10人~20人の小規模な団体が多い。
⇒人数の多い団体は、会員ということではなく地区の人数、校区の人数を回答
→多くの団体が少数の有志が中心になって活動している。

2.連携先

⇒2/3の団体が行政と連携していると回答。
他団体と連携しているとの回答が1/3あった。これは近隣地域の同様の団体を指す場合が多い。
→団体設立において行政が関与したものが多い。

3.活動している地域

⇒属する市町村内のみが2/3、複数の市町村が1/4。この複数市町村は近隣地域を指す場合が多い。
→事業目的が当該地域に限定したものであることや団体設立において行政が関与したものが多い。

4.資金調達

⇒1/10ほど回答なし。残りはできているとできていないで半々
→できているというところは主に行政からの予算があるとみられる。

5.活動状況

⇒「活発に活動できている」、「適度に活動できている」を合わせて2/3程度。
→設立時からの事業内容を(なんとか?苦労しながらも、あるいは、安定して)継続できているということではないか。

6.事務局体制

⇒「専従職員がいる」、「頼める人がいる」で6割。いない、または、無回答が4割。
→行政または公的団体が事務局をしているケースが一定数ある。あるいは設立時から役割分担してあるケースがある。

7.会員数

⇒半数が変化なし、1/3が減少であるが増加しているという回答も1/10ほどあった。
→設立時の有志が継続して頑張っているが、新規加入は少なく高齢化等による自然減が起きていると想像される。

8.後継者について

⇒1/5が後継者がいると回答。2/3が後継者に恵まれていないと回答。
→新規加入が少なく会員の変化がないところでは高齢化のため後継者問題が課題となっている。
中心になっ て活動している

9.団体支援に期待すること

人材育成、資金調達に半数以上のチェックがあり、広報PRにも半数近くのチェックがあった

目的

全体的な傾向

●当該事業について十分把握してもらう難しさがあり、回答が想定より少なかった。
●解散したとの回答や宛先不明での返送も20通ほどあり、既存の団体の活動がある程度休止の状態であることが確認できた。
●一方で、市町村担当者の協力があり、地域づくり団体として把握されていない団体からの回答が一定程度あった。

アンケート結果から求められる本事業の今後

 アンケートの目的の一つに活動団体の分類があったが、回答数がこれをもって地域活動団体を十分に把握したと言い難いこと、及び、活動内容を限定せずに幅広く回答を求めたことで、分類結果として提出することが難しくなった。これらの反省を踏まえ、当該事業の周知とよりきめ細かな地域活動状況の把握を次年度の活動テーマの一つとしたい。
 アンケート及び事業周知のため市町村担当者を訪問し状況を伺うなかで、いろいろな悩みを聞く機会もあった。次年度は、その課題に対してもセミナー等の手法で応えていきたい。

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